ベアリングの話 その2

こんばんは、M.F.工房です。12月ですね。寒いです。灯油代が……..(涙)

でも、去年の今頃と比べるとだいぶ安くなってますよね。ありがたや。

さて、今日は前回に続きベアリング、マビック編です。

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10年位前の「クロスマックス」です。早速分解しましょう。

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最初にこれを外します。手で引っ張ると外れます。

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はい。次にこれを、玉押し調整する「蓋」です。普通のネジです。

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それを外すとシャフトが抜けます。

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ベアリングが姿を現しました。シールドベアリングです。

前回のフルクラムはボールベアリング。これはシールドベアリングです。

どちらもベアリングにはかわりませんが、メーカーによって様々です。

フルクラムとカンパは、上位モデルがボールベアリングで下位モデルがシールドベアリング。

マビックは全てシールドベアリング。シマノはボールベアリングです。

どっちが良いんですかね? たぶんそれは誰にもわからないと思いますよ。

だから面白い(笑)

さて、作業に戻りましょう。古いベアリングを抜きます。

「ベアリングプーラー」という工具があるのですが、持ってません。高いんです(涙)

裏からかる~くコンコンします。抜けます。

安心して下さい!この方法で何度もやってます!

しかも、このホイールは自分のです!ぶっ壊しても弁償しなくて済む(嬉)

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抜けました。簡単です。ここで新しいベアリングの登場です。

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「NTNベアリング」もちろん日本製です。このベアリング、純正品と大きな違いがあります。

シールドベアリングのシールドとは、ゴム製のパッキンで完全に蓋をしている「接触型」と

微妙に浮いている「非接触型」があります。これは非接触型です。

メリットは回転抵抗が少ない事。デメリットは水の浸入に弱い事です。

当然メーカー純正品は安全な方を選びます。

僕がこのベアリングを初めて使ったのは、10年位前だったと思います。

当時はネットで検索してもあまり記事が出てこなかったのですが、最近はけっこうあちこちにのお店でやられているようでね。

では、新しいベアリングを。ちょっとその前に。

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シールド外してグリスを入れ替えます。

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これを洗浄して、あれの登場です。

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ここにも使います「TAMIYA セラグリスHG」

新しいベアリングをぶったたいて……….. えっ?ぶったたいて入れるの?

安心して下さい。やりません(笑)

これ用の専用工具もあるのですが、これがまた高い↘

代わりにこれを使います。

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ホームセンターで千円位で揃います。原理は同じ、ネジで締めこむ。

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こんな感じで使います。この状態でベアリングは定位置に収まっています。

ここで大活躍しているのが。

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「KTCミラーツール」の22mmのソケットです(笑)

マビックのハブにピッタリ!

初めてこの作業をした時に、何か良い物はないかと探していたらこれをみつけたんです。

まさに専用工具!

シャフトを通して、玉押し調整をして作業終了です。

メッチャまわってる(嬉)

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